1人でジャージを買った日。副業のための引っ越し、そのはじまり。

投稿者: | 2025年4月25日

先日、ジャージを1人で買った。

ただのジャージ。どこにでもある、上下セットのジャージ。だけど、それはただの洋服じゃなかった。副業のための引っ越しを決めた自分にとって、それは「新しい生活への決意表明」みたいなものだった。

■ ひとり、という現実
もともと、今の場所に満足していたわけじゃない。駅から遠いし、部屋は古いし、何より静かすぎた。だけど、会社の往復で疲れ果てる毎日。動く理由もなければ、動く元気もなかった。

そんな中で、副業を始めた。最初はブログ。それから動画編集、簡単なWeb制作。仕事終わりに眠い目をこすってパソコンを開く。たしかにしんどかったけど、不思議と「生きてる感じ」があった。

そしていつからか、もっと「副業に集中できる環境」が欲しいと思うようになった。

■ 引っ越し、という決断
新しい部屋を探すのは、正直めんどくさかった。内見、手続き、段ボール詰め。すべてが手間。だけど、それを超えて「ここを出たい」という気持ちが強くなった。

副業って「稼げる稼げない」よりも、「どれだけの時間と集中をそこに注げるか」が大事だと思う。だったら、動くしかない。自分のために、生活を変えるしかない。

こうして引っ越しを決めた。

■ なぜ、ジャージ?
引っ越し作業って、とにかく動く。掃除、荷造り、新居の整備。汗だくになる。今まで着てた外出着や寝巻きじゃ、間に合わない。ふと思った。

「ああ、ちゃんとしたジャージが1着欲しいな。」

それは、「引っ越し用の装備」でもあり、「副業に集中するためのユニフォーム」でもあった。どうせ誰にも見られないけど、部屋での自分のテンションは、着るもので大きく変わる。

■ 店での孤独な買い物
近所のスポーツ店に、1人で出かけた。日曜日の昼下がり。家族連れ、カップル、学生たちでにぎわっていた。そんな中、自分は1人。ジャージ売り場で、真剣に上下を選んでいた。

ちょっとだけ、さみしかった。

でも、ワクワクもしてた。「これ着て、作業がんばるぞ」って。副業の作業は孤独そのもの。誰も応援してくれない。だけど、自分で自分を応援するために、こういう”儀式”って必要だと思う。

■ 新しい生活への一歩
引っ越し先はワンルーム。日当たりもまあまあ。駅近で、ちょっと家賃は上がったけど、時間を買ったと思えば安いもんだ。机とモニターも新調する予定。副業用の基地、ここに完成。

あの日買ったジャージを着て、今日もブログを書いている。作業効率が上がったかどうかはわからない。でも、気持ちの切り替えには確実になってる。ジャージ=仕事モード、そんな感じ。

■ おわりに
たかがジャージ、されどジャージ。

誰にも見られない、誰にも知られない、小さな決断。でも、自分にとっては、人生を変える大きな一歩だった。副業って、結局「自分とどれだけ向き合えるか」なんだと思う。

今、迷ってる人がいたら言いたい。

「何かを始めるときは、まずジャージを買え。」

それが「やる気スイッチ」になることもある。人生を変えるのは、たった一着のジャージかもしれない。

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